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加藤塾長の
マンスリーコラムMonthly Columun
進学アカデミーFUJIです!
初めまして、進学アカデミーFUJIです!毎月、このスペースでは教育に関する情報や、教育についての私の考え、あるいは教育に限らず(!)ふだん思っているよしなしごとを、つれづれなるままに書けたらいいのですが…。実際には適度な生みの苦しみと戦いつつ、なかなか抜けない肩の力を抜こうとよりいっそう肩に力を入れながら、書いていこうと思います。
まずその1回目。何を書こうかと三日三晩考えたものの、塾の紹介や自己紹介などは他のページに書いてありますし、かと言って「文科省が発表している教育指導要領では…」といきなり型っ苦しく書き出しでもしたら 「なんか、三馬に新しい塾できたらしいよ。ちょっとHP見てみよー♪」と、FUJIのホームページを見に来てくれた方に 「…うわぁ、ここ意識高い系だよ、やべーよ…〇〇塾にしとこ。」と思われてもイヤですし…
そこで、月並みですが、教育に関することを一つ取り上げて、私の考えを述べてみようと思います。 「正しい勉強法」や「勉強法を教える」ということ、についてです。
勉強法に関する本。多いですよね。あるいは、「当塾では勉強法を教えます」とHPで謳っている塾も少なくありません。 さらに、「これこそが正しい勉強法なのだ」と、さもそれが万人受けする方法かのように喧伝されている昨今、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
私、こういう風潮の全てが悪いとは言いません。もちろん勉強法には最低限の型というものがあります。ですが、Amazon等でよく売れている勉強法の本に書かれていることを一つ一つその通りに実践したとして、そこで書かれている通りに点数が上がると思われているのだとしたら、要注意です。
もちろん点数が上がるということはあるでしょう。ですが、その要因が勉強法を実践したことによるのか、その勉強法を実践した結果、勉強時間が大幅に増えたことによるのか、あるいは、また他に要因があるのか、それはその人がどう感じたかにしかないのです。
勉強法を追求した副産物として点数が上がった。結局のところ、テストは結果が全て。そういう視点に立てば、それも大いにけっこうです。
ここまで書いてきて、「結局、おまえは何を言いたいのだ?」と言われそうなので、私の考えを言いますと、勉強法というのはあくまでも手段ですので、あまり神経質になりすぎず、勉強法の基本がだいたいわかったら、あとは自分なりにアレンジを加えていく、これに尽きるのかなと思います。勉強法は料理のレシピと似ています。基本の材料や調味料の分量や手順が分かったら、あとは自分なりの配分、味付けに変えていけばよいのです。
大事なのはやはり、目的と手段を見失わないということです。目的はより短期間に点数を上げること。勉強法はその為の手段 にすぎません。
別の言い方をすれば、「守・破・離」ですね。まずは、基本に忠実に。やり方が分からないなら人のやり方を真似てみる。そのやり方を続けてみて、自分に合っているなと思えば(テストで結果が出た、等)そのまま続ける。やってみたけど、うまく続かないし、いまいち自分に合ってなさそうだと思えば、別のやり方を考える。
言うなれば、勉強とは勉強法を自分なりのものに磨いていく過程とも言えます。
歴史の年号を覚えること、数学のいろんな解き方を知っていること。そういったことは、将来、その分野の専門家になりたいといった人でしたら大切なことです。が、ごく一部の人に限られます。
いわゆる学校や塾での勉強を通じて、将来につながる学びがあるとすれば、普段やっている勉強が自分の身になっているかなとか、テストまでにどのように進めたら課題が終わり、結果につながるかなとか、今やっている勉強を将来に向けてどうつなげていこうかとか、そういうことを自分と向き合って、自問自答しながら考えること、その思考や行為そのものにあるのかなと思います。
ですので、「先生、単語何回書いたらいいー?」と聞かれたら、真実はいつも一つ。
「それは、君自身が出来るようになるまでだよ」
(実際は、もう少し生徒の気持ちに寄り添って言いますよ(^^;)・・・・
「正しい勉強法」はあるのか、と言えば、「それはあります」。
ただし、それは「その生徒にとっての正しい勉強法」です。では、どこにあるのかと言えば、その生徒自身の中にしかありません。 生徒が自分なりに作り上げ、見出していくしかないんです。
だからと言って、全て生徒任せということではないので、ご安心くださいね。
FUJIの集団授業、個別演習に絡めて、勉強のやり方ももちろん、問題の解き方と同様に、「見本」として、こういうやり方があるよというふうに伝えていきます。まずはその通りやってみて、少しずつ自分なりに工夫していきましょう、ということです。
くれぐれも他人が書いた勉強法を忠実に実践し続けることが目的になりませんように。
もう少し軽く、短めの話にするつもりだったのですが、かなり長くなってしまいました。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
ご興味のある方は、ちらっと教室見学だけでも大丈夫です。お気軽に。
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