塾長コラム

COLUMN

加藤塾長の
マンスリーコラムMonthly Columun

020
2026.02
残り1ヶ月。

みなさん、こんにちは!進学アカデミーFUJIの加藤です。

2月に入りました。
2026年も1ヶ月が過ぎたわけですね。早いです。
1月末には私立高校入試がありました。
「もっとこうしておけばよかった…」というのはあるでしょうけれど、終わったものは仕方がない。
本命が公立高校であるなら、1か月後の入試に向けて前進あるのみです。

で、その入試。
「余裕すぎて、寝てても受かる」みたいな中3の方が少ないです。
だいたい大半の生徒は「受かるかどうか分からない」みたいな状況にあります。
多かれ少なかれ不安の中、日々勉強に取り組んでいるということだと思います。
そういう状況の中では、やっぱり考え方や気持ちが大事ですね。
「受かるかどうか分からない志望校」
その高校を受けるのか。それとも、本命はあきらめて一つ下の高校にするのか。
もちろん、合格ラインとの差が残り10点なのか、50点なのか、あるいはそれ以上あるのかによって考え方は変わります。
仮に合格ラインまで100点以上の差があるのなら、なかなか厳しいと言わざるをえません。再検討も必要でしょう。

ですが、残りあと数十点。もう少し頑張ればなんとか手が届きそうだという状況。
問題は、そういった状況でどう考えて残り1ヶ月取り組むのかということです。
結論から言いますと、その高校に本当に行きたいのなら、あきらめずに(一つ下の高校に変更するということはせずに)一生懸命取り組むべきだと思います。
もちろん絶対に受かるという保証はどこにもありません。
どこにもないのですが、だからこそ挑んでほしいと思っています。
そもそも、入試まで残り1ヶ月。不安な気持ちを振り払いながら日々机に向かっている。
そういう状況というのは、一朝一夕に作ろうと思っても作れません。個人では絶対無理です。
今抱えている不安な気持ちも、これからの将来のことを自分のこととして想い、一生懸命取り組んでいるからこそ出てくる感情だと思います。ただ、ぼんやりと「受験する高校にはそんなに思い入れがないけれども、入試があるから受験する」としか考えてないとしたら、不安や緊張は生まれないはずです。
今、受験生の心を占めている不安な気持ちは、自分の人生を真剣に考え、今まで頑張ってきたこと、今まさに頑張っていることが報われてほしいと思っているからこそです。
その気持ちをまず大事に思ってほしい。
そして、その気持ちと真剣勝負をしてほしいなと思います。
結果、「落ちてしまったらどうしよう…」。
たしかに、そんなことを考えて本気になるのが怖いというのも分からなくはありません。
ですけど、もし仮に不合格だったとしても、です。
入試の点数が不合格だったというだけで、本人の人間性まで否定されるわけではありません。
本当に一生懸命取り組んだ結果、不合格だったとしても、一生懸命取り組んだという経験は入試の後も残ります。
これは絶対です。

その反対に、「本当はその高校に行きたいけど、入試に落ちるのが怖くて別の高校を受ける」という選択。
入試が近づいてくるとどこの塾でも少なからずそういう声は聞こえてきます。
そういうお声に対して私がいつも思っていることをお話します。
もちろん実際に行くのは私ではなく、その子自身ですから、私の考えが正解だというつもりはありません。
「本当はその高校に行きたいけど、受かる自信がない。入試に落ちるのが怖くて一つ下げた別の高校を受ける」。
受かる自信がない。入試に落ちるのが怖い。その気持ちはよく分かります。
ただ一つ分からないことがあります。
仮に一つ下げた高校を受けたとしても、必ず合格するという保証がないということを分かって言ってるのかなということ。
たとえば、ウチの塾で2ヶ月に1回実施している学力テスト。志望校判定が出ます。
本命の高校がC判定だと合格率は50~60%。一つ下の高校はA判定。合格率80%。
たしかに受かる確率は高い。でも、絶対ではありません。
受かることが絶対ではないのであれば、A判定もC判定も大差はないはずです。(極論でしょうか…)
実際、本心から行きたいと思ってない高校に合格できたとして、どれほど喜べるのだろうとも思います。

その時に思うのは、おそらく「本命の高校を受験していたら受かっていたんじゃないか」ということではないでしょうか。
先程、入試に向けて一生懸命取り組んだことは入試後も残ると言いました。
ここでの意味は、その経験が財産としてその子の中に残るという意味です。

その反対に、「ひょっとしたら本命の高校を受験していたら受かったんじゃないか」という思いも入試後に残るでしょう。この気持ちは決してプラスの意味ではありません。むしろ後悔です。取り返しがつかない後悔です。
おそらく大人になっても残ります。
そんな気持ちを抱えたまま、生きていってほしくないなと思います。

残り1ヶ月。
1ヶ月もあればどうとでもできます。
今が仮にC判定でも50%もあるわけです。
この状況でこそ勝負してほしい。周りの生徒と勝負しろということより、自分の中の気持ちと誠心誠意向き合って、前に進めてほしいなと思います。

残り1か月。
一生懸命取り組んで、本命の高校に見事合格する。素晴らしいことです。
一方、一生懸命取り組んだのに、本命の高校に合格を果たせなかった。これだって、本当に一生懸命取り組んだ結果なのだとしたら、素晴らしいことです。
こう考えてみると、どっちに転んでもプラスにしかなりません。
であるならば、やるべきことは自ずとみえてきます。
そう、とにかく一生懸命取り組むこと。ただ、それだけです。
これ以上ないというくらい、本気にその高校に受かりたいと思い、本気になって勉強してほしいなと思います。
人生でそう何度も味わえる経験ではないのですから。

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